福岡銀行のユニバーサルデザインについてお話します。日本では銀行はセキュリティーを優先するあまり、生活者にとっては決して利用しやすい施設とはいえません。特にさまざまな障害者はほとんど銀行を利用することができない状況です。私たちは福岡銀行の依頼を受けて、銀行の店舗を誰でもが使いやすいものにするためのプロジェクトを起こしました。

 



福岡銀行は明治10年に創業された、福岡市に本店がある銀行です。日本国内に167、海外に3の支店をもっており、CD・ATMは1,272基で、総資産は7兆7千億円です。

 



私たちはまず店舗の現況調査をおこないました。

まず移動制約者による調査結果です。

駐車場の状況です。車いす用の駐車場はありますが、運転席から車いすに乗り移るための十分なスペースが確保されていません。

次に出入り口です。日本では銀行のドアは強盗が店から出にくくするため、すべてのドアが手動で内側開きになっています。車いす使用者はお店に入るときはドアを押して開けることができますが、出るときにはドアを引かなければならず、とても苦労をします。

 

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